「弱いつながり」が人生を変える

 

「運がいい人」には、ある共通点があります。

それは、親友以外の人とも、ゆるくつながっていること。

実はこれ、社会学の世界ではかなり有名な話です。

社会学者マーク・グラノヴェッターは、「弱いつながりの強さ」という考え方を提唱しました。

転職など、新しいチャンスにつながる情報は、いつも一緒にいる親しい友人よりも、

「昔の同僚」
「年に数回会う知人」
「友達の友達」

といった、弱いつながりから入ってくることが多いと示したんですね。

これ、考えてみれば当然です。

いつも一緒にいる5人は、だいたい同じ世界を見ています。
知っている人も似ている。入ってくる情報も似ている。

場合によっては、同じ店で、同じメンバーで、同じ上司の悪口を言っている。

情報の多様性、ほぼゼロです(笑)

ところが、半年ぶりに会った知人は違います。

「そういえば、こんな会社が人を探してますよ」
「面白い人がいるから紹介しましょうか」
「今度こういう会があるんですが、来ませんか?」

突然、自分の世界にはなかった情報を持ってくる。

つまり、弱いつながりとは、自分の世界の外側につながる橋なんです。

心理学的に考えても、人間には「ホモフィリー」と呼ばれる、似た人同士でつながりやすい傾向があります。

価値観が近い人といるのは安心です。
会話も楽だし、説明も少なくて済む。

ただ、安心できる人とだけ付き合っていると、自分の世界はどんどん閉じていく。

これはキャリアでも、ビジネスでも同じでしょう。

僕自身、人生を振り返ってみると、大きな転機ほど、

「たまたま紹介された人」
「久しぶりに会った人」
「なんとなく参加した会」

から始まっていたりします。

最初から、

「今日19時32分、この人との出会いによって人生が変わるぞ!」

なんて分かるわけがありません(笑)

だから僕は、運とは偶然そのものではなく、偶然が入ってくる入口の数でもあると思っています。

もちろん、すべての誘いに乗る必要はありません。
毎晩交流会に行っていたら、運より先に肝臓が疲れます。

大切なのは、ときどき自分の人間関係の円から外へ出ること。

昔の知人に連絡してみる。
普段行かない集まりに参加する。
紹介された人に一度会ってみる。
SNSで気になった人にメッセージしてみる。

そんな小さな行動が、半年後、1年後の人生を変えることがあります。

運がいい人は、家で「いいこと起きないかな」と待っている人ではない。

偶然が起きる場所に、自分を置いている人。

宝くじより、よほど当選確率を上げられます。

今日のおすすめ1分アクション

スマホの連絡先やLINEを開いてください。

そして、「最近会っていないけれど、なんとなく気になる人」を一人だけ探す。

見つけたら、

「久しぶり!最近どうしてる?」

これだけ送ってみましょう。

用事なんてなくていい。
何かをお願いする必要もありません。

弱いつながりを、一つだけ温め直す。

そのたった1分のメッセージが、思いもよらない仕事や出会いにつながるかもしれない。

運を待つのではなく、運の入口を増やす。

今日も、自分から小さな偶然を起こしていきましょう。


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