真面目すぎる人ほど、人生で損をする

 

「真面目ですね」

これ、褒め言葉だと思っている人が多いですよね。

もちろん真面目さは大切です。

約束を守る。手を抜かない。責任を果たす。

仕事において大きな武器になります。

でも、「真面目すぎる」と話は別。

実は、真面目すぎることには、かなり大きなデメリットがあります。

新しい挑戦ができない。
枠組みを超えた発想ができない。
失敗を必要以上に恐れる。
ストレスを抱え込む。
そして最悪の場合、その緊張感を周囲にまで伝染させてしまう。

だから私は、大人になったら意識的に身につけたほうがいい能力があると思っています。

それが、

「いい加減さ」です。

「いい加減な人になりましょう」というと、ちょっと危険な自己啓発みたいですよね(笑)

でも、ここで言う「いい加減」は、無責任という意味ではありません。

漢字の通り、「良い加減」を見つける能力です。

100点を取る必要がない仕事なら、80点で出す。
全部自分でやらなくていいなら、人に任せる。
計画通りにいかなければ、計画を変える。
失敗したら、「まあ、そんなこともある」と切り替える。

この柔軟性が、ものすごく大事。

心理学には「認知的柔軟性」という考え方があります。

簡単に言えば、一つの考え方に固執せず、状況に応じて視点や行動を切り替える力。

真面目すぎる人は、

「こうあるべき」
「ちゃんとしなければ」
「一度決めたことは最後までやらなければ」

という「べき思考」が強くなりがちです。

もちろん、それで成果が出る場面もある。

でも人生って、予定通りにいかないんですよね。

経営なんて特にそうです。

計画を立てた翌日に環境が変わる。
信頼していた人が辞める。
新しい技術が出てくる。
昨日までの正解が、今日には不正解になっている。

そんな世界で、

「計画通りにやらなければ!」

と頑張っていたら、計画と一緒に沈没します。

だから、一流の人ほど意外と「いい加減」です。

ただし、何でも適当なのではありません。

大切なことには徹底的にこだわり、どうでもいいことは手放す。

ここがポイント。

つまり、「いい加減さ」とは手抜きではなく、力の配分能力なんです。

私はこれ、年齢を重ねるほど重要になると思っています。

若いうちは、全部全力でもなんとかなる。

でも、仕事も増える。責任も増える。家族もいる。体力にも限界がある。

全部100点を目指したら、人生そのものが赤点になります。

だから、

仕事はここまで。
今日はこれでOK。
これは人に任せよう。
失敗したけど、まあいいか。

こうやって自分の中に「余白」を作る。

すると不思議なことに、発想も柔らかくなるし、新しいことにも挑戦できるようになります。

何より、一緒にいる人が楽になります。

いつも100点を求める人の横にいると、周りも疲れますからね。

本人だけじゃない。空気まで真面目になる(笑)

真面目さは才能です。

でも、いい加減さも才能。

しかもこちらは、意識すれば後天的に身につけられます。

大切なのは、

「ちゃんとやる」ことではなく、「大切なことをちゃんとやる」こと。

それ以外は、少しくらい適当でいい。

人生は、そのくらいの「良い加減」でちょうどいいんじゃないでしょうか。

今日のおすすめ1分アクション

今抱えている仕事や悩みを一つ思い浮かべてください。

そして自分にこう質問します。

「これ、80点で終わらせるとしたら、何をやめられる?」

一つ手放してみましょう。

100点を80点にする勇気。

その20点の余白から、次の挑戦が始まります。


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