「足りないもの」を数えるほど、人は弱くなる

 

人は、「自分にないもの」を数え始めると弱くなります。

もっと能力があれば。
もっと時間があれば。
もっとお金があれば。
もっと自信があれば。
もっと環境に恵まれていれば。

でも、残念なお知らせがあります。

その「もっと」は、たぶん一生終わりません。

年収500万円のときは「1000万円あれば」と思う。
1000万円になったら、今度は3000万円の人が目に入る。
3000万円になったら、なぜか周りに1億円の人が増えてくる。

SNSなんて開いた日には大変です。

世界中から「あなたよりすごい人選手権」の優勝候補が押し寄せてくる(笑)

心理学では、これを「社会的比較」と呼びます。

人間は、自分の価値を絶対値だけで判断するのが苦手です。

どうしても周囲と比べてしまう。

だから昨日まで欲しかったものを手に入れても、幸せは長続きしない。

山を一つ登ったら、そこからもっと高い山が見えるからです。

これ自体は悪いことではありません。向上心にもなる。

ただ、ずっと「足りないもの」に意識を向けていると、人生が始まらない。

「英語が話せるようになったら海外に行こう」
「自信がついたら起業しよう」
「時間ができたら勉強しよう」

いや、その日はたぶん来ません(笑)

大事なのは、

「何が足りないか」ではなく、「今ある手札で何ができるか?」

と考えること。

能力が足りないなら、今ある能力で戦えばいい。
時間がないなら、今日使える30分で勝負する。
自信がないなら、自信がないまま一歩踏み出す。

人生は、いいカードが揃ってから参加できるゲームではありません。

配られたカードをどう切るかで、次のカードが増えていくゲームです。

ポーカーだって、「僕、エースが来るまで参加しません」と言っていたら、永遠に座っているだけです(笑)

そして、もう一つ大切なのは、自分を70点だと決めて、足りない30点ばかり探さないこと。

今持っている70点を、まず100%使い切る。

自分の経験。
人脈。
知識。
体力。
時間。
そして、これまで乗り越えてきたこと。

意外とカードは持っています。

足りない30点を探し回るより、今あるものを全部使って、その先の1%を取りにいく。

その方が、人は圧倒的に強くなる。

今日の1分アクション

紙かスマホに、

「今、自分が持っているものを10個」

書いてみてください。

能力でも、人脈でも、経験でも、時間でもいい。

そして最後に一つだけ問いましょう。

「この手札で、今日何ができる?」

ないものを数える人生から、あるものを使い切る人生へ。

人生を変えるのは、次に配られるカードではありません。

今、手に持っているカードの切り方です。


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