今日は、本当に優秀な人ほど、あえてバカのフリができるという話です。
私は25年以上コーチングをしてきて、たくさんの経営者やリーダーを見てきました。
その中で感じるのは、本当に優秀な人は、自分が賢く見えることにあまり興味がないということです。
むしろ会議で、
「すみません、それどういう意味でしたっけ?」
「念のため確認なんですけど」
と聞きます。
いやいや、絶対知ってるでしょ(笑)
というレベルのことまで聞く。
でも、それには理由があります。
組織が正しく動くことを優先しているからです。
実は会議で一番怖いのは、知らないことではありません。
知らないのに知っているフリをすること。
皆さんも経験ありませんか?
会議中、
「なるほどですね」
と言いながら、
心の中では
「全然なるほどじゃない」
みたいな(笑)
私はあります。
昔、外資系の研修で、みんな英語で盛り上がって議論していたんです。
私も頑張ってうなずいていました。
すると先生に、
「ヒロユキ、君はどう思う?」
と突然聞かれた。
正直、最後の3分くらいしか聞き取れていませんでした(笑)
でも当時はプライドが邪魔をして、
「だいたい理解しています」
みたいな顔をしていたんですね。
あれは危険です。
心理学では「多元的無知」と呼ばれる現象があります。
みんな本当は分かっていないのに、自分だけが分かっていないと思い込む状態です。
すると質問できなくなる。
結果として、
確認不足
認識ズレ
分かったつもり
が増えていきます。
組織が弱くなる典型パターンです。
逆に優秀なリーダーは、
わざと初歩的な質問をします。
すると周囲も安心する。
「あ、それ聞いていいんだ」
となる。
実は一人が勇気を出して質問すると、他にも同じ疑問を持っている人が何人もいることが多いんです。
だから優秀な人は、
自分が頭いいと思われることより、
みんなが理解することを優先する。
本当の知性とは、
知識量ではなく、
組織全体の理解度を上げる力なのかもしれません。
ちなみに年齢を重ねると便利で、
聞き返しても
「年だからね」
で済みます(笑)
これは50代の特権です。
ぜひ活用してください。
今日のおすすめ1分アクション
今日の会議や打ち合わせで、
「念のため確認させてください」
を一回だけ使ってみてください。
その質問は、自分のためではなく、周りのため。
優秀な人ほど、賢く見えることより、みんなが理解することを選びます。
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