やり方を考えてはいけない理由

 

先日、世界的ベストセラー「話を聞かない男、地図を読めない女」や
「ブレイン・プログラミング」で有名な、アラン&バーバラ ピーズ夫妻の
セミナーに参加をしてきました。
作家の本田健さんからご縁をいただいての参加です。

 

ピーズ夫妻が何度も強調していたのが、
目標を設定するときには、
what、何をするのかだけを考えて、
how,どうやって実現するのかは、考えてはいけないということです。

 

なぜなら、howを考えると高い目標を設定できなくなり、
さらにモティベーションもどんどん下がってくるからです。

 

夢や目標を設定するときには、
「どうやってやったらいいかわかんないけど、これを実現する」
と決めることが大切です。

 

まず決めて、方法論は後から考えましょう。

 

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「やり切った」という感覚の時が次のステップに行く時

 

20代後半で社会がなんとなくわかってきたときに、付き合ってる人と
スパッと結婚できる人は流石だなと思う。

 

30歳こえたらダラダラと過ごして35歳になると決断できなくなる。

 

恋愛は異常なくらいのコストがかかるので、スパッと決断できる人は
相対的に仕事人生のコストパフォーマンスが高くなる。

 

僕の場合は31才でアメリカの大学院に留学、33才の卒業時に
今の奥さんと結婚した。
もう少しでダラダラ行ってしまう手前だったか。。
「独身時代にやりたいことはほぼやったな」という感覚があったし、
今の奥さんに対しては「この人のことは一生嫌いにならないだろうな」
と思い結婚した。事実今までその想いは変わっていない。

 

20代は、仕事で頭がいっぱいだった。妙な競争意識とか
「活躍しなくては」みたいな意識が強かった。
「恋愛している場合ではない」と思い、特定の女性と付き合うことは
ほぼなかった。
「雇われ社長」時代は、会社で生活して仕事ほぼ一色。
それなりに遊んではいたが恋愛に時間を使うことは避けていた。
仕事と留学準備がまずは優先。

 

「やり切った」という感覚の時が次のステップに行く時なのだと思う。
それを逃すと、その状態から逆に抜け出せなくなる。
それなりのコンフォートゾーンがあるのでそこにいたくなる。

 

「腹八分目」というけど、ビジネスのライフサイクルのように、
何事も成熟期のピークを超える前に、スパッと決断して次に行くのが大事だと感じている。

 

そんな思いで、大学休学、留学、就職、転職、海外大学院留学、
結婚、起業、海外移住、海外起業、2度目の海外移住と海外起業、
2度目の海外大学院、さらなる移住、と渡り歩いてきた。

 

「もうちょっとここにいたいけど、やり切ったかな」と感じている時が
次へのサインだった。

 

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感情コントロールのファーストステップ

 

ビジネスの世界で「怒ってる人」は、自分の感情をコントロールできませんと言っているようなもの。

 

問題が起きたら仕組みで解決せずに他責にするから信用されない。

 

優秀な人で、怒ってる人や不機嫌な人はまずいない。

 

「あのエリートはよく怒ってる」と思っても、立場上「怒ったフリ」
をしているだけ。

 

すぐ怒ってしまう人は、その目的を考えると良い。
あらゆる感情は自分が自分のために使っている。

 

例えば、怒りの典型的な目的は
「怒ることで相手をコントロールしたい」
「自分のストレスを発散したい」
などになる。

 

ただ、怒ったところで人をコントロールできるどころか、逆に信頼を失い人は離れていく。
ストレス発散なら別の方法を考えるべき。

 

感情コントロールのファーストステップは、まずは「書き出す」こと。

 

何に対して怒っているのか、その目的は何か、自分の願いは何か、
そのために「自分が」何ができるか、を書き出す。

 

自分を客観的に見ることができれば感情を使いこなせるようになる。
自分の怒りも他者の怒りも、その奥の「願い」を見つめよう。

 

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プロにやる気は不要

 

「やる気でパフォーマンスが変わる人」を三流といいます。

 

僕のコーチングでは
「やる気→行動」ではなく「行動→結果」に焦点をあてる。

 

結果を出すまで淡々とやれば、誰でもやる気がでる。
やる気が出ても一喜一憂せず、引き続き淡々とやってもらう。

 

ビジネスは、短距離走ではなくマラソン。

 

コーチングをしていると「やる気が出ないんでけど…」という
とってもスイートな相談がある。

 

僕の答えは「じゃあやるな」もしくは「やる気があろうかなかろうがやれ」です(笑)。
信頼関係がある場合ですが。

 

やる気になってからやるのではなく行動して自分をやる気にする。
またはプロならとにかく淡々とやる。

 

例えば野球の大谷選手が「やる気が出ないんですけど…」とか言ったら
どうですか?びっくりですね。笑
プロなので絶対言わない。

 

プロというのは「職業的な」という意味なので、お金をもらっている人は全員プロ。まず淡々とやる。

 

特に面白さがわからない仕事ほど、まずは全力でやる。
それで3ケ月くらいから最長半年頑張っても面白くないようなら、
異動・転職・起業を考えればいい。
経営者なら違う事業に取り組む。

 

まずはプロとしてとにかくやる。

 

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最悪の出来事こそが最高の結果に繋がる

 

国内外23年の経営経験で多くの経営者に会ってきてわかったのは
「最悪の出来事こそが最高の結果に繋がる」ということ。

 

勤めていた会社が倒産、辛い別れ、事業の失敗、などが
後の成功や幸せにつながることがとても多い。

 

あきらめなかった人、出来事からの意味を受け取って自分を変えた人が
結果をつかむ。

 

僕自身の人生を振り返っても、大きな2つの「最悪」が後の
好結果につながった。

 

プライベートにおいては、お酒で大きな失敗をしたこと。
32才のニューヨークの大学院に留学中にお酒で大失敗をして
人にも迷惑をかけた。当時はひどく落ち込んだが、そこで断酒を決意。
それが後の劇的な健康と、可処分時間の膨大な増加につながった。
正直、大学院の学位より断酒をしたことの方が留学の価値は大きい。

 

もう一つは、中国で起業した際に、日本に残してきた会社が倒産しそうになったこと。
僕が中国に行ったので日本が手薄になった。
致し方なく東京のオフィスを閉鎖、スクール事業もオンラインに
切り替えた。それが結果としてオンラインスクールとして全国や世界に
サービスを提供できるようになり、コロナ前から全スタッフ在宅制の体制ができた。
優秀なスタッフにたくさん働いてもらえるようになった。

 

周りの経営者でも、親の夜逃げ、若くして夢破れた経験、事業の失敗、
などから学び、大きな成功に繋げた人が本当に多い。

 

大きな失敗や挫折は、良い意味で「方向転換せざるを得ない転機」となる。
人生と事業にイノベーションを起こさざるを得ない状況になる。

 

だからやっぱりピンチはチャンス。

 

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良いストレスから逃げるな

 

20代でひらいた差は一生埋まらない論は間違いないですが、
若手に言いたいのは「良いストレスから逃げるな」ということ。

 

誰かに言われたことをこなすと楽ですが、良いストレスがない。
良いストレスは「責任をもつこと」で生まれる。

 

責任をもって、自分の裁量で仕事をする感覚を20代でもってほしい。
僕の20代はストレスとは無縁で始まった。
部活でインターハイに出ていた高校時代から、逆に振れたぬるい大学生活。
楽しいがこのままでは高校時代のような嬉し泣きはないと思い、
鍛えてくれそうな中国へ留学。
帰国後、ベネッセに就職。毎日早朝から深夜まで大いに働いてから、
27才で雇われ社長として教育ベンチャーへ転職。
経営が悪化したが、一年半会社に住み込みV回復までやり抜いた。
ストレスはかかったが、自分から飛び込んだ環境だったし、
いざとなったらタイあたりに高跳びしてやると思い、オフィスに
パスポートを置いていた(笑)。

 

20代で、飛び込む勇気とやり抜く意志を培わせていただけたことが、
30代での大学院留学、起業、海外移住、海外起業、などに繋がった。

 

今も20代から60代の方までコーチングしているが、
できる限り若いうちに、良いストレスを味わうことを勧めている。
今が一番若いので、今からやればOK。

 

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傾聴とは?4

 

今日は相手の話を聴く傾聴の4段階目、
Holisticレベルの全方位的傾聴についてお伝えします。

 

一段階目は、Iレベルの内的傾聴、二段階目はYouレベルの集中的傾聴、
三段階目はInnerレベルの移入的傾聴でした。

 

最後のホリスティックレベルの全方位的傾聴とは、
それまでの3つのレベルを同時に行いつつ、自分と相手以外の
音や環境も意識している状態です。

 

例えば、コーチングをしながらクライアントにしっかりと
感情移入をしつつ、コーチングの終了時間やその場の温度などにも
配慮ができている状態です。

 

厳密にはすべて同時でなくても自在に意識を切りかえられればいいです。

 

今日まで4つの傾聴を伝えてきましたが、どれが良い悪いではなく、
自分で選ぶことが大切です。
ぜひ少しずつ意識をしてみてください。

 

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傾聴とは?3

 

今日もコミュニケーションの基本である、傾聴についてお伝えします。

 

傾聴の第一段階が、Iレベルの内的傾聴、
第二段階が、Youレベルの集中的傾聴でした。
次が、相手に感情移入する Innerレベルの移入的傾聴です。

 

これは相手に意識を集中するのではなく、まさに相手の中に入る感覚で
聴きます。
つまり、相手の視覚、聴覚、体感覚、味覚、嗅覚の五感を感じながら
聞くのです。

 

そして、五感+相手が感じている感情も味わっていきます。
見えるものは相手ではなく、相手が心の中で見ているものです。

 

これができるようになると、相手に共感ができるようになり、
相手も自分の話をしっかり聞いてもらっている感覚を持つことができます。

 

ぜひ、今日一日、この移入的傾聴で人の話を聴くことを試してみて
ください。

 

次回は最後の段階の傾聴についてお話します。

 

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努力は裏切るが「勇気」は裏切らない

 

努力は裏切るが「勇気」は裏切らない。

 

イーロンマスクがコンビニでバイトしても1兆円稼げないように、
成功の多くは「どの環境にいるか」で決まり、
そのために職場/コミュニティ/学びなど
「新しい環境に飛び込む勇気」があれば成功に近づく。

 

努力できる人は多いけど、勇気がある人はとても少ない。

 

端的に言ってしまえば「人生はどんな環境にいるか」で決まる。

 

ただそれは、いわゆる国ガチャ、親ガチャ、など、
恵まれた環境にいれば勝ち組と言うことではない。

 

「努力せざるを得ない環境」「その努力が報われる環境」にいるかだ。
海外にも15年いるが、日本は確実に努力が報われる環境がある。

 

一方で良くも悪くも国ガチャは当たりなので、
今のところ努力しないでもそこそこ生きて行ける場合が大半だ。

 

だから、日本にいる人はヘルシーなストレッチがかかり、
努力が報われる環境に飛び込もう。

 

まずは今の環境で燃えに燃える。その上で、部署異動、転職、
もちろん起業したっていいし、海外に飛び出してもいい。
大人になってから大学院に行くのだって素敵だ。
仕事だけでなく、趣味の分野でストレッチをかけるのもありだ。

 

必要なのは飛び込む勇気とやり抜く意志。

 

国ガチャには当たった。 それをどう活かす?
流れるプールでさらに泳げ。
浮き輪に乗って流されてたまるか。

 

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失敗するマネジメント・成功するマネジメント

 

結果を出せないマネージャーに
「メンバーにやる気がある前提で考えてるでしょ?」
と言ったら図星だった。

 

そもそも「やる気がない」「楽して稼ぎたい」という前提に立って
「本当に求めているもの」を得られる仕組みをつくるのが
現代のマネジメント。

 

昭和のように、怒ったり、説教すると秒で見限る。

 

多くのマネジメントにおいては「相手はやる気がある」という前提だと
失敗する。

 

むしろ「相手はやる気がない」「できることなら楽して稼ぎたいと
思っている」という前提に立った方がいい。

 

その上で「相手は何を求めているのか?」まできちんと探った上で
丁寧にコミュニケーションを取る。

 

そうやって丁寧にコミュニケーションを取っていると、
やる気は上がってくるもの。

 

いや、やる気というより誰だって仕事は楽しい方がいいし、
給料は上がった方がいいし、職場の人間関係だって良い方がいい。
そういう環境を作る一員になってもらう。
だから、リーダーは、自分を動かし、相手を動かし、場を動かすスキルが
必要になる。

ただ、中には成長を拒んだり、他者の成長を阻む人も出てくる。
できる限り採用の段階で見極めたいが、試用期間やその後の状況で
辞めていただく仕組みも必要。

毒を持った人は誠実な人を3人くらいつぶしてしまう。

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