【NLP5、 地図は土地そのものではない】

 

 

これは、一般意味論という理論で有名なポーランド生まれの学者、
アルフレッド・コージブスキーの言葉です。

 

地図とは、頭の中の地図であり、解釈のことです。

これは、解釈なので変えること可能です。

一方、土地そのものとは、
外に起きている現実と体験そのものなので本来は変えられません。

私たちは皆、自分の解釈の中で生きていますが、
それが真実と思いこみ、
現実世界と地図を通した知覚が同じと思いがちです。

事実は変えられないので、
その事実がどう解釈できるのかをいろいろ変化させることで、
選択が可能になります。

つまり、自分で選べるのです。

こうして選択肢が増えると私たちは自由でいることができます。

 

 

 

 

【8割ハッピーでいこう】

 

 

今日のテーマです。
「8割ポジティブ、2割ネガティブで行こう」

プラス思考であることは
人生にとってどれくらい大切でしょうか?

プラス思考はもちろんとても素晴らしいことです。

何が起きても「ツイテル」と唱える習慣を
3ケ月続けるだけでも人生は激変します。

ただ、それだけを続けていても、
リスクに対して鈍感になったり、
悲しい気持ちになっている人に寄り添えなかったり、
理不尽な状況を安易に受け入れてしまったりします。

プラス思考やポジティブシンキングは8割くらいが妥当でしょう。

よって、怒りや悲しみを感じても、
無理にそれを避けようとする必要はありません。

しっかりと味わって、次にやってくるポジティブの糧にしましょう。

 

 

【障害より願望を見ろ】

 

 

あなたはピンチの状況や目の前に課題が現れた時に、
何に注目しますか?

障害のがある時は、障害そのものを見るのではなく、
自分の願望や目的を見るようにしましょう。

 

F1レーサーがレース中にコースアウトして
壁に激突しそうになった時には、壁は見ません。

壁を見るのでなく、自分が行きたい方向を見ます。

 

もちろん、問題の原因を分析することは良いことです。

ただ、課題ばかりを見ていると、
本来の願望を見失ったり、気持ちが滅入ってきます。

もしかすると本来の願望を見た時には、
その課題は避けて通る方法すらあるかもしれないのです。

 

◆今日のお勧めアクション:今の人生の課題をイメージし、その先の願望をしっかり見つめてみる

 

 

 

【不快感が人を成長させる】

 

今日のテーマは不快感です。

 

私達はとても便利な時代に生きているので、
生活上で不快感を感じることは少なくなりました。

ただ、ずっと快適で何の苦労もない人生では
成長はありません。

成長は私達の幸福度とかかわっていることは、
幸福学という学問で明らかになっています。

つまり、人生の試練は私達を成長させて、
ハッピーにしてくれます。

 

感情も同じです。

ずっとポジティブな状態やずっと快適な状態では
成長はありません。

不快感をどうぞ大切にしましょう。

不快感を受け入れ、活用することで、
私たちは大きく成長していくことができます。

 

今日のお勧めアクション:今日感じる不快感を大切にしてみる。

 

 

【怒りや悲しみの目的】

 

 

あなたは、怒りや悲しみをどれくらい感じたいですか?

おそらく、できれば感じたくないという方が
多いのではないでしょうか?

ただ、すべての感情には意味や目的があります。

例えば、怒りを感じることで行動力が高まったり、
自分が不当に扱われていることに気づいたり、
現状への問題意識が生まれたりします。

悲しみを味わうことで、他者へも共感できるようになります。

よって、すべての感情は基本的に
まずはしっかり受け入れるようにしましょう。

受け入れることで、
感情を客観的に取り扱うことができるようにもなります。

◆今日のお勧めアクション:
今感じている小さな怒りの目的やメリットを考える

 

 

【コーチングの化学反応】

 

 

先日、ある都道府県の教育相談を担当されている
60名の教員の方へ講演をさせていただきました。

現場に出ているのは先生方なので、
私は先生方の知識や経験などを集約しながら、
参考になりそうなお話をいくつかさせていただきました。

子供たちの主体性を引き出すための関係性の作り方や、
相手の主体性を引き出すために、
自分自身が主体的に生きることの大切さです。

 

コーチングやカウンセリングで重要なのは
相手との信頼関係です。

そして、相手に主体的になってもらうには、
コーチングやカウンセリングの場において
化学反応が起きることが大切です。

化学反応のためには
やっぱりカウンセラーやコーチが生き生きしていることが
とても大事なのです。

 

 

【NLP4、 創始者の2人】

 

 

1970年代初頭、
カリフォルニア大学の言語学助教授のジョン・グリンダーと、
当時、心理学を学んでいた学生
リチャード・バンドラーの2人の研究によって始まりました。

私自身はバンドラー氏から直接学んでいます。

2人は当時、天才セラピストとして有名だった
3人の心理療法家-
フリッツ・パールズ、ヴァージニア・サティア、ミルトン・エリクソン、の
コミュニケーションを徹底的に研究し、技術として体系化しました。

NLPはその後、その効果が話題となり、
多くのセラピストやカウンセラーに広まりました。

更に1980年代に入ると、治療を目的とするものから、
コミュニケーション全般の具体的なスキルとしてNLPが注目され、
活用されることとなっていきました。

現在では、NLPの手法がスポーツ分野や政治の世界、
医療業界、企業経営者やトップビジネスマンなど、
様々な分野で活用されています。

 

 

 

【NLP3、内側の世界の変え方】

 

 

先週は、私たちの外側の世界を
五感の意識を変えることによって変化させる方法を
お伝えしました。

今回は、内側の世界を変化させる方法です。

内側の世界とは何かというと、
私たちが想像して感じる五感です。

例えば、目を閉じた状態で目に浮かぶ世界は、
視界を使った内側の世界で、
内界の視覚、となります。

 

この、内側の世界の変化のさせ方は簡単ですね。

まさに、想像すればいいのです。

レモンを食べているのを想像すると
唾液が出てくるのと一緒です。

 

つまり、私たちは自分の中の世界を
自在に変化させることが可能なのです。

内側の五感を変化させることにより、
私たちは自分の行動、思考、感情を
変化させることが可能です。

未来のなりたい自分像なども、
ぜひ心の中にありありとイメージをしましょう。

その状態の自分をしっかりと味わうことが重要です。

内側が変わると、行動も変わってきます。

 

 

【ニーズは50%拒否されていい】

 

 

相手に不満がある時は、
自分のニーズをしっかり伝えるようにしましょう。

不満を伝えるのではなく、自分のニーズを伝えるのです。

 

例えば「あなたは私を評価してくれない」
と言うのでななく
「●●をしたので評価をしてもらえるとうれしい」など、
自分のニーズを的確に伝えます。

この際は、自分のニーズを断る権利が相手にもある、
と思って言う方が楽に伝えられます。

また、基本的には相手の感情や意見は
コントロールできないと思い、
自分にできることに集中することも重要です。

 

◆今日のお勧めアクション:誰かに伝えたいニーズを考えてみる。

 

 

【関係性×家系図を作ろう】

 

 

先日、私が通っているシンガポールのビジネススクール大学院で
ジェノグラムという特殊な家系図について学びました。

作り方は以下の通りです。

まずは普通に家系図を作ります。

そこに、性別、年齢や生まれた年、
亡くなった方は亡くなった年などを足していきます。

その上で、その家系図の中での関係性について
自分なりに記号をつけていきます。

仲が良い、悪い、離婚、など
それぞれの関係性が見えるようにします。

最後に、この家系図が
自分や家族に与えている影響について考察していきます。

多くのものが見えてくるはずです。

◆今日のお勧めアクション:できる範囲で家系図を作ってみる