【コーチングの化学反応】

 

 

先日、ある都道府県の教育相談を担当されている
60名の教員の方へ講演をさせていただきました。

現場に出ているのは先生方なので、
私は先生方の知識や経験などを集約しながら、
参考になりそうなお話をいくつかさせていただきました。

子供たちの主体性を引き出すための関係性の作り方や、
相手の主体性を引き出すために、
自分自身が主体的に生きることの大切さです。

 

コーチングやカウンセリングで重要なのは
相手との信頼関係です。

そして、相手に主体的になってもらうには、
コーチングやカウンセリングの場において
化学反応が起きることが大切です。

化学反応のためには
やっぱりカウンセラーやコーチが生き生きしていることが
とても大事なのです。

 

 

【NLP4、 創始者の2人】

 

 

1970年代初頭、
カリフォルニア大学の言語学助教授のジョン・グリンダーと、
当時、心理学を学んでいた学生
リチャード・バンドラーの2人の研究によって始まりました。

私自身はバンドラー氏から直接学んでいます。

2人は当時、天才セラピストとして有名だった
3人の心理療法家-
フリッツ・パールズ、ヴァージニア・サティア、ミルトン・エリクソン、の
コミュニケーションを徹底的に研究し、技術として体系化しました。

NLPはその後、その効果が話題となり、
多くのセラピストやカウンセラーに広まりました。

更に1980年代に入ると、治療を目的とするものから、
コミュニケーション全般の具体的なスキルとしてNLPが注目され、
活用されることとなっていきました。

現在では、NLPの手法がスポーツ分野や政治の世界、
医療業界、企業経営者やトップビジネスマンなど、
様々な分野で活用されています。

 

 

 

【NLP3、内側の世界の変え方】

 

 

先週は、私たちの外側の世界を
五感の意識を変えることによって変化させる方法を
お伝えしました。

今回は、内側の世界を変化させる方法です。

内側の世界とは何かというと、
私たちが想像して感じる五感です。

例えば、目を閉じた状態で目に浮かぶ世界は、
視界を使った内側の世界で、
内界の視覚、となります。

 

この、内側の世界の変化のさせ方は簡単ですね。

まさに、想像すればいいのです。

レモンを食べているのを想像すると
唾液が出てくるのと一緒です。

 

つまり、私たちは自分の中の世界を
自在に変化させることが可能なのです。

内側の五感を変化させることにより、
私たちは自分の行動、思考、感情を
変化させることが可能です。

未来のなりたい自分像なども、
ぜひ心の中にありありとイメージをしましょう。

その状態の自分をしっかりと味わうことが重要です。

内側が変わると、行動も変わってきます。

 

 

【ニーズは50%拒否されていい】

 

 

相手に不満がある時は、
自分のニーズをしっかり伝えるようにしましょう。

不満を伝えるのではなく、自分のニーズを伝えるのです。

 

例えば「あなたは私を評価してくれない」
と言うのでななく
「●●をしたので評価をしてもらえるとうれしい」など、
自分のニーズを的確に伝えます。

この際は、自分のニーズを断る権利が相手にもある、
と思って言う方が楽に伝えられます。

また、基本的には相手の感情や意見は
コントロールできないと思い、
自分にできることに集中することも重要です。

 

◆今日のお勧めアクション:誰かに伝えたいニーズを考えてみる。

 

 

【関係性×家系図を作ろう】

 

 

先日、私が通っているシンガポールのビジネススクール大学院で
ジェノグラムという特殊な家系図について学びました。

作り方は以下の通りです。

まずは普通に家系図を作ります。

そこに、性別、年齢や生まれた年、
亡くなった方は亡くなった年などを足していきます。

その上で、その家系図の中での関係性について
自分なりに記号をつけていきます。

仲が良い、悪い、離婚、など
それぞれの関係性が見えるようにします。

最後に、この家系図が
自分や家族に与えている影響について考察していきます。

多くのものが見えてくるはずです。

◆今日のお勧めアクション:できる範囲で家系図を作ってみる

 

 

 

【ビジネスは、短期・中期・長期で種まきを】

 

 

一般的なスモールビジネスの経営の場合は、
長期、中期、短期でのビジネスプランを
3つずつくらい持つようにしましょう。

 

短期はすぐお金になりそうなもの、
中期は1年~3年でお金になりそうなもの、
長期は5年くらいでお金になりそうな大きなプロジェクトです。

これらのすべての計画のはじめの一歩の具体的な行動を
今すぐスタートすることが大事です。

 

ビジネスの成功確率は10%と言われています。

致命的にならない挑戦をどんどんしましょう。

 

◆今日のお勧めアクション:
短期、中期、長期のビジネスアイデアを
それぞれ1つずつ今すぐキーワードで言ってみる。

 

 

【コミュニケーションの達人に頼れ】

 

 

仕事やプライベートでのコミュニケーショントラブルの際には、
圧倒的なコミュニケーション能力を持つ人にどんどん頼りましょう。

例えば、誰かとのやり取りでちょっともめた時やもめそうな時は、
「このケースではどうしたらいい?」
「どんな風に返信したらいい?」などと聞いてしまうのです。

状況を客観視してもらえる利点もありますし、
やっぱり達人は達人なりの技を持っています。

この際、相談できる達人が何人かいるといいでしょう。

 

 

◆今日のお勧めアクション:
コミュニケーショントラブルの際に頼りたい、
相談したい友人を3人、いますぐ頭に浮かべる。

 

 

【仕事はお金より●●】

 

 

 

今日のテーマは「仕事はお金より体験」です。

 

人生において最も大切なのは
「どんな体験をして、どんな感情を味わうか」です。

例えば、老人ホームでいちばんモテる人、
人気がある人は、たくさんの失敗談がある人だそうです。

逆に人気がないのは自慢話ばかりする人。

そういう意味で、仕事においても最も大切なのは、
体験と感情です。

お金も大事ですが一番ではありません。

 

あなたは仕事を通じてどんな体験と感情を味わいたいでしょうか?

その体験と感情を味わうためには、
今の職場で何をすべきでしょうか?

今の職場や仕事で無理ならば、どんな挑戦をすべきでしょうか?

 

◆今日のお勧めアクション:
仕事を通じて味わいたい経験と感情を3つずつ書き出してみる。

 

 

 

 

【NLP2、外の世界の変え方】

 

 

私たちは主に五感を使って情報をインプットします。

五感とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、体感覚、ですね。

一般的に、このように外から入ってくる情報は
変えられないと思いがちです。

目に見えるものは変わらない、という考え方です。

 

ただ、この外部の情報も
自分の意識を変えることによって、
自分で変化させることが可能です。

たとえば、私が、
「あなたの周りにはどんな白いものがありますか?」
と言うだけで、
目の前の白いものがどんどん意識に入ってくるはずです。

つまり、外側の世界ですら、
自分の意識の持ち方で変化させることが可能だ、
ということです。

 

だからこそ、目標設定することが重要なのです。

目標を設定することにより、
あなたが外側の世界を見るメガネが変わります。

今まで見えなかったものが目に入ってくるようになるのです。

次回は内側の世界の変え方をお伝えします。

 

 

【NLP1、NLPとは?】

 

 

今日から平日以外しばらく、
NLP心理学に関してお伝えしていきます。

 

NLPは、
(Neuro Linguistic Programming:
神経言語プログラミング)の略称です。

NLPは、別名「脳の取扱説明書」と言われているように、
「脳」がどのように情報をインプットし、
内部で処理をして、更にアウトプットしているのか
ということを解き明かしたものです。

 

私たちは、知識を詰め込んだりする学習はたくさんする一方で、
脳そのものをどう使うかは学ぶことがほとんどありません。

この「脳の使い方」を学ぶことにより、
私たちは自分のビジョンを定めたり、
自分を動かしたり、感情のコントロールをしたり、
他者とより良好な関係を築いたり、
他者をよりよい方向に導いたりすることが可能です。

 

脳の使い方は必ず学んでおくべきことでしょう。

次回以降、より深くお伝えしていきます。