【NLP6、 私たちは現在できる最善を尽くしている】

 

 

今日のテーマは、NLP心理学の前提である
「私たちは現在できる最善を尽くしている」というものです。

 

あなたは自分の行動に後悔することはどれくらいあるでしょうか?

例えば、誰かが失敗したことに関して、
後からは、「こうすれば良かった」と助言は言えます。

ただ、「その時点では最善の行動を人は取っている」という
前提に立ちます。

「その人の世界観を理解しよう」という姿勢を持ってみます。

そして、「人の行動は肯定的な意図である世界観に
必ず基づいているものである」と考えます。

 

例えば、何かに対して怖がって行動できなかったことも、
「恐怖心を肯定的に持つことによって、
安全であることを選んだ」と考えてみます。

私たちは、常に現在できる最善を尽くしていることを理解しましょう。

人のことも自分のことも受け入れやすくなるかもしれません。

 

 

【NLP5、 地図は土地そのものではない】

 

 

これは、一般意味論という理論で有名なポーランド生まれの学者、
アルフレッド・コージブスキーの言葉です。

 

地図とは、頭の中の地図であり、解釈のことです。

これは、解釈なので変えること可能です。

一方、土地そのものとは、
外に起きている現実と体験そのものなので本来は変えられません。

私たちは皆、自分の解釈の中で生きていますが、
それが真実と思いこみ、
現実世界と地図を通した知覚が同じと思いがちです。

事実は変えられないので、
その事実がどう解釈できるのかをいろいろ変化させることで、
選択が可能になります。

つまり、自分で選べるのです。

こうして選択肢が増えると私たちは自由でいることができます。

 

 

 

 

【8割ハッピーでいこう】

 

 

今日のテーマです。
「8割ポジティブ、2割ネガティブで行こう」

プラス思考であることは
人生にとってどれくらい大切でしょうか?

プラス思考はもちろんとても素晴らしいことです。

何が起きても「ツイテル」と唱える習慣を
3ケ月続けるだけでも人生は激変します。

ただ、それだけを続けていても、
リスクに対して鈍感になったり、
悲しい気持ちになっている人に寄り添えなかったり、
理不尽な状況を安易に受け入れてしまったりします。

プラス思考やポジティブシンキングは8割くらいが妥当でしょう。

よって、怒りや悲しみを感じても、
無理にそれを避けようとする必要はありません。

しっかりと味わって、次にやってくるポジティブの糧にしましょう。

 

 

【障害より願望を見ろ】

 

 

あなたはピンチの状況や目の前に課題が現れた時に、
何に注目しますか?

障害のがある時は、障害そのものを見るのではなく、
自分の願望や目的を見るようにしましょう。

 

F1レーサーがレース中にコースアウトして
壁に激突しそうになった時には、壁は見ません。

壁を見るのでなく、自分が行きたい方向を見ます。

 

もちろん、問題の原因を分析することは良いことです。

ただ、課題ばかりを見ていると、
本来の願望を見失ったり、気持ちが滅入ってきます。

もしかすると本来の願望を見た時には、
その課題は避けて通る方法すらあるかもしれないのです。

 

◆今日のお勧めアクション:今の人生の課題をイメージし、その先の願望をしっかり見つめてみる

 

 

 

【不快感が人を成長させる】

 

今日のテーマは不快感です。

 

私達はとても便利な時代に生きているので、
生活上で不快感を感じることは少なくなりました。

ただ、ずっと快適で何の苦労もない人生では
成長はありません。

成長は私達の幸福度とかかわっていることは、
幸福学という学問で明らかになっています。

つまり、人生の試練は私達を成長させて、
ハッピーにしてくれます。

 

感情も同じです。

ずっとポジティブな状態やずっと快適な状態では
成長はありません。

不快感をどうぞ大切にしましょう。

不快感を受け入れ、活用することで、
私たちは大きく成長していくことができます。

 

今日のお勧めアクション:今日感じる不快感を大切にしてみる。

 

 

【怒りや悲しみの目的】

 

 

あなたは、怒りや悲しみをどれくらい感じたいですか?

おそらく、できれば感じたくないという方が
多いのではないでしょうか?

ただ、すべての感情には意味や目的があります。

例えば、怒りを感じることで行動力が高まったり、
自分が不当に扱われていることに気づいたり、
現状への問題意識が生まれたりします。

悲しみを味わうことで、他者へも共感できるようになります。

よって、すべての感情は基本的に
まずはしっかり受け入れるようにしましょう。

受け入れることで、
感情を客観的に取り扱うことができるようにもなります。

◆今日のお勧めアクション:
今感じている小さな怒りの目的やメリットを考える

 

 

【コーチングの化学反応】

 

 

先日、ある都道府県の教育相談を担当されている
60名の教員の方へ講演をさせていただきました。

現場に出ているのは先生方なので、
私は先生方の知識や経験などを集約しながら、
参考になりそうなお話をいくつかさせていただきました。

子供たちの主体性を引き出すための関係性の作り方や、
相手の主体性を引き出すために、
自分自身が主体的に生きることの大切さです。

 

コーチングやカウンセリングで重要なのは
相手との信頼関係です。

そして、相手に主体的になってもらうには、
コーチングやカウンセリングの場において
化学反応が起きることが大切です。

化学反応のためには
やっぱりカウンセラーやコーチが生き生きしていることが
とても大事なのです。

 

 

【NLP4、 創始者の2人】

 

 

1970年代初頭、
カリフォルニア大学の言語学助教授のジョン・グリンダーと、
当時、心理学を学んでいた学生
リチャード・バンドラーの2人の研究によって始まりました。

私自身はバンドラー氏から直接学んでいます。

2人は当時、天才セラピストとして有名だった
3人の心理療法家-
フリッツ・パールズ、ヴァージニア・サティア、ミルトン・エリクソン、の
コミュニケーションを徹底的に研究し、技術として体系化しました。

NLPはその後、その効果が話題となり、
多くのセラピストやカウンセラーに広まりました。

更に1980年代に入ると、治療を目的とするものから、
コミュニケーション全般の具体的なスキルとしてNLPが注目され、
活用されることとなっていきました。

現在では、NLPの手法がスポーツ分野や政治の世界、
医療業界、企業経営者やトップビジネスマンなど、
様々な分野で活用されています。

 

 

 

【NLP3、内側の世界の変え方】

 

 

先週は、私たちの外側の世界を
五感の意識を変えることによって変化させる方法を
お伝えしました。

今回は、内側の世界を変化させる方法です。

内側の世界とは何かというと、
私たちが想像して感じる五感です。

例えば、目を閉じた状態で目に浮かぶ世界は、
視界を使った内側の世界で、
内界の視覚、となります。

 

この、内側の世界の変化のさせ方は簡単ですね。

まさに、想像すればいいのです。

レモンを食べているのを想像すると
唾液が出てくるのと一緒です。

 

つまり、私たちは自分の中の世界を
自在に変化させることが可能なのです。

内側の五感を変化させることにより、
私たちは自分の行動、思考、感情を
変化させることが可能です。

未来のなりたい自分像なども、
ぜひ心の中にありありとイメージをしましょう。

その状態の自分をしっかりと味わうことが重要です。

内側が変わると、行動も変わってきます。

 

 

【ニーズは50%拒否されていい】

 

 

相手に不満がある時は、
自分のニーズをしっかり伝えるようにしましょう。

不満を伝えるのではなく、自分のニーズを伝えるのです。

 

例えば「あなたは私を評価してくれない」
と言うのでななく
「●●をしたので評価をしてもらえるとうれしい」など、
自分のニーズを的確に伝えます。

この際は、自分のニーズを断る権利が相手にもある、
と思って言う方が楽に伝えられます。

また、基本的には相手の感情や意見は
コントロールできないと思い、
自分にできることに集中することも重要です。

 

◆今日のお勧めアクション:誰かに伝えたいニーズを考えてみる。