天才がはまりやすい「合理性の罠」
一見すれば、天才のほうが勝つように思えます。
地頭がよく、理解が早く、ロジカルで、しかも努力もできる。
誰もが「この人は成功するに違いない」と期待するタイプです。
ところが実際のビジネスの世界では、そんな天才が意外にも「使えない」「結果が出せない」と評価されてしまうことが少なくありません。
その理由は、天才の中に潜む合理性の罠にあります。
頭がいいからこそ、仕事の粗にすぐ気づいてしまう。
「自分でやったほうが速い」
「これは任せられない」
と考えてしまう。
結果、人を信頼できず、チームをうまく使えないのです。
さらに、リスクが見えすぎることも大きな壁となります。
大きな勝負に出る前に、「失敗したらどうしよう」と冷静に計算してしまう。
だから無難な選択をし、小さな成功で手を打つことが増えてしまう。
安定感はあるが革新は生まれにくい。
これでは「大きな成果」にはつながりません。
そしてもうひとつ。
プライドの高さです。
本人にその気はなくても、周囲には近寄りがたい雰囲気を与えてしまう。
結果として「人が動く構造」を理解できないまま孤立してしまう。
頭は良いが、賢くはない。
そんな残念な状況が生まれてしまうのです。
バカに見える人の強さ
一方で、バカと呼ばれる人は、ある意味で無知の強みを持っています。
学歴も実績もない。
常識もない。
だからこそ、普通の人なら尻込みするような勝負に平気で飛び込める。
失敗しても「まあ何とかなるさ」と思える。
リスクが見えすぎないからこそ、挑戦できるわけです。
さらに、プライドがないことが最大の武器になります。
優秀な人にも臆せず「助けてください」と言えるし、できないことを素直に外注できる。
自分ひとりで完璧にやろうとせず、人の力を借りることに抵抗がないのです。
だからこそ、バカは天才を巻き込む力を持ちます。
実際、私のまわりにも学歴ではなく実力で成り上がった経営者が何人もいます。
高卒で会社を立ち上げ、今では東大卒を雇ってチームをつくり、大きな成果を出している。
彼らは医者や弁護士のように「なる」ことを目指したのではなく、「雇う」側にまわる発想を持ち、それを行動で実現しています。
ここにこそ覚悟の強さが現れているのです。
勝者に必要な3つの力
では、ビジネスで「勝つ力」とは何か。
学歴やIQよりも、以下の3つが圧倒的に重要になります。
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巻き込み力:優秀な人の力を素直に借りられる人間力。
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無謀さ:見えすぎないからこそ飛び込める胆力。
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実行力:泥臭く、試行錯誤を続けられる粘り強さ。
これらは必ずしも頭の良さや肩書きに比例するものではありません。
むしろ「自分に足りない」と感じる人ほど、飛び込める。
怖さを知らないからこそ挑戦できる。
ここに、天才にはない力が生まれるのです。
最後に勝つのは誰か?
これからの時代、AIや仕組み化がいくら進んでも変わらないことがあります。
それは、
「人を動かせるかどうか」
「大きな勝負に打って出られるかどうか」
「自分の手を汚して動き続けられるかどうか」
この3つが事業の明暗を分けていくのです。
結論を言えば――
本当に勝つのは「天才のように考え、バカのように動ける人」
合理性と非合理性、その両方を自在に使いこなせる人が、最後に勝者となります。
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