聴く技術:移入的傾聴とは?

 

移入的傾聴とは、相手の話を単に聞くのではなく、
相手の興味関心に、自分も同じように興味関心を持って聴く状態です。

相手を見るのではなく、相手の中に入って共感し、
相手と同じようにその興味関心を見ていきます。

傾聴というより共感の技術です。

 

例えば、相手がディズニーランドに行った話をしているのなら、

自分も同じ体験をしているように、
視覚、聴覚、体感覚、感情を追体験しながら聴いてみます。

相手を見るのではなく、相手の中に入って、相手の立場からものを見ます。

これができると信頼関係がぐっと深まります。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
次に人と話す時に感情移入して聞いてみる。

 

コミュニケーションが下手な人の聴き方の特徴

 

人の話を聴くのが上手な人、
一方で下手な人はそれぞれどのように話を聴いているでしょうか?

 

私たちは人の話を聞いているようで、大半が自分の心の声を聴いています。

例えば、相手の話に対して意見を持つのは、
自分の心の声を聴いている状態です。

意見を持つのは自然なのですが、その前にワンステップ、
相手に共感し、
まずは相手の話に対してジャッジしないで聴くことを
こころがけてみましょう。

これだけで聴き方が変わります。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
次に人の話を聴くときに、ジャッジを捨てて聴いてみる。

 

聴く技術の3段階

 

あなたは人の話を聴くときにどんな意識を持っているでしょうか?

聴くということにも技術があり、聴く技術はいくつかの段階に分かれます。

 

第一段階は相手の話を聞いているようで自分の心の声を聴いている状態。
Iレベルの傾聴です。

第二段階は相手の興味関心に集中し共感する移入的傾聴。
Youレベルです。

第三段階は、自分と相手、そして周りの雰囲気などすべてに
意識を持っていける状態、ホリスティックレベルです。

まずは、自分がどの状態なのかを把握してみてください。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
次に人と話す時に、自分がどの状態で聴いているかを確認する。