今日は少し耳が痛い話です。
組織運営で見落とされがちな事実があります。
それは、
「成果の高い人をさらに伸ばす方が、成果の低い人を底上げするより費用対効果が高い」
ということ。
一見すると不公平に聞こえるかもしれません。
でも現実は、成果は均等には生まれません。
営業でもスポーツでも投資でもそうですが、上位20%の人が成果の80%を生み出していることは珍しくありません。
トッププレイヤーが10%成長すると、売上が何千万円も増えることがある。
一方で、成果が出ていない人が10%成長しても、組織全体への影響は限定的。
だから強い組織ほど、「平等」よりも「公平」を重視します。
成果を出す人には、より大きな仕事を任せる。
より多くの権限を与える。
より多くの教育投資を行う。
これは差別ではありません。
組織として合理的な判断です。
ここでよく起きるのが、「みんな平等に扱うべきだ」という意見。
もちろん、人としての尊重は平等であるべきです。
でも、評価も報酬も機会も全て同じにしたらどうなるでしょうか。
頑張る理由がなくなります。
挑戦する理由もなくなる。
結果として組織全体が弱くなる。
学校の運動会で全員一等賞にしたら、たぶん世界で一番平和です。
でもオリンピックでそれをやったら大混乱。
金メダルが300個くらい配られて、表彰台が満員電車になります(笑)
社会や組織は、残念ながら運動会ではありません。
価値を生み出した人に、より大きな機会が集まる仕組みです。
そして興味深いことがあります。
成果が出ていない人ほど、成果が出ない理由を外に求めがちです。
評価制度が悪い。
上司が悪い。
会社が悪い。
市場が悪い。
景気が悪い。
ついには天気まで悪い(笑)
もちろん、本当に制度に問題があることもあります。
でも、成長する人は最初に自分へ矢印を向けます。
「自分は何を改善できるだろう?」
「もっと価値を出せないだろうか?」
そう考える。
不満にエネルギーを使う人と、価値創造にエネルギーを使う人。
数年後、その差は驚くほど大きくなります。
組織は学校ではありません。
全員に同じ結果を与える場所ではない。
価値を生み出した人に、より大きな機会が集まる場所です。
だから大切なのは、
「なぜ評価されないのか」ではなく、
「どうすればもっと価値を生み出せるのか」
を考えること。
評価制度に文句を言う人生より、評価される価値を作る人生。
私はその方が圧倒的に面白いと思っています。
今日の1分アクション
紙にこう書いてみてください。
「私は今、どんな価値を組織や周囲に提供しているだろうか?」
そして、その価値を10%高める方法を1つだけ考える。
不満を探す時間を、価値を作る時間に変える。
その積み重ねが、数年後の大きな差になります。
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