知り合った人と関係を持続させる方法

 

誰か新しい人と知り合って、「あ、この人素敵だな」と思ったら
すぐに個別で会うアポを取りましょう。

できればその場でアポを取りたいですし、
家に帰ってすぐにメッセージをしてみましょう。

そして、個別で会ってやっぱり素敵だったら、
すぐにまたのその次のアポを取りましょう。

2回連続で個別で会うのです。

2回連続で個別で会った後は、多少時間が空いても大丈夫です。

それくらい、最初の2連続の効果は大きいものです。

親近感がかなりの間持続します。

関係性の始めの印象が濃いものになるからです。

素敵な人には連続で会いましょう。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
しばらく会っていない素敵な友人、知人にメッセージをしてみる。

 

関係性か成果か

 

マサチューセッツ工科大学の元教授のダニエル・キム氏の
「成功循環モデル」というものがあります。

上司が部下の仕事の成果にまず注目して指導するのではなく、
まずは上司と部下の関係性に注目するものです。

関係性を改善すれば、部下が自分で考え始め、
部下の思考の質が上がり、行動の質が上がり、結果的に成果が出る、
というものです。

 

逆に、成果から入ってしまうと、関係性が悪化し、
部下の思考の質が下がり、行動の質も下がります。

仕事とはもちろん成果が一番大事なものです。

その成果を出すために、あえて関係性から入ってみましょう。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
仕事関係で関係を改善したい人をひとり挙げ、
その人との理想の関係をイメージする。

 

前向きさの弱点

 

前向きでポジティブなのはもちろんいいことです。

ただ、弱点もあります。

前向きで自立していると、人と繋がりづらくなることがあります。

弱者の気持ちがわからないからです。

痛みを知ることも大切です。

前向きな人が、ネガティブな人と接するとイライラしがちです。

ただ、ネガティブな人は、人の感情を理解したり、
組織の問題を表面化してくれる貴重な存在でもあります。

前向きでポジティブな人は、逆の存在からも学ぶようにしてみましょう。

もちろん、ネガティブな思考を
とりがちな人はポジティブな人から学んでいきましょう。

 

◆お勧めアクション:
自分とはタイプの違う人に近況を伺うメッセージを送ってみる。

 

聴く技術:移入的傾聴とは?

 

移入的傾聴とは、相手の話を単に聞くのではなく、
相手の興味関心に、自分も同じように興味関心を持って聴く状態です。

相手を見るのではなく、相手の中に入って共感し、
相手と同じようにその興味関心を見ていきます。

傾聴というより共感の技術です。

 

例えば、相手がディズニーランドに行った話をしているのなら、

自分も同じ体験をしているように、
視覚、聴覚、体感覚、感情を追体験しながら聴いてみます。

相手を見るのではなく、相手の中に入って、相手の立場からものを見ます。

これができると信頼関係がぐっと深まります。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
次に人と話す時に感情移入して聞いてみる。

 

不満は直接言う

 

先週、お金の交渉はテキストではなく直接話しましょうと言いました。

批判、アドバイス、忠告、などもなるべく直接言いましょう。

コミュニケーション力が低い人に限って、
メールやテキストで自分の考えや不満を伝えてしまいます。

その結果、かえって誤解を招き、
よりコミュニケーションがギクシャクします。

言いづらいことこそ直接言いましょう。

直接言うことで、同じ内容でも柔らかく言ったり、
信頼関係を保ちながら伝えることが可能になります。


◆お勧めアクション:
職場で一番関係性を改善したい人をランチに誘ってみる。

 

聴く技術の3段階

 

あなたは人の話を聴くときにどんな意識を持っているでしょうか?

聴くということにも技術があり、聴く技術はいくつかの段階に分かれます。

 

第一段階は相手の話を聞いているようで自分の心の声を聴いている状態。
Iレベルの傾聴です。

第二段階は相手の興味関心に集中し共感する移入的傾聴。
Youレベルです。

第三段階は、自分と相手、そして周りの雰囲気などすべてに
意識を持っていける状態、ホリスティックレベルです。

まずは、自分がどの状態なのかを把握してみてください。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
次に人と話す時に、自分がどの状態で聴いているかを確認する。

人生を豊かにする「ある思考」

 

「誰も間違っていない」と思うだけで人生はずっと豊かになります。

「誰もが正しい」のではなく「誰も間違っていない」です。

 

人はそれぞれその瞬間において自分にとって最良の選択をしています。

だから、他者を良い悪いで判断するのではなく、
「誰も間違っていない」と思えばいいのです。

そう思えば「自分が正しい」と自分の考えに執着して
誰かと対立したりすることもなくなります。

極論、そういう考え方をすれば世界は平和になります。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
次にイラっときたら「誰も間違っていない」と心の中でつぶやいてみる。

 

潜在意識と人称の関係

 

 

潜在意識には「私」「あなた」などの人称の認識がありません。

つまり、人の悪口を言うと自分の悪口を言っているのと同じ働きがあり、
自尊心が下がります。

一方、人のことをほめると自分をほめるのと同じ効果があり、
自尊心が上がります。

口に出して人をほめる習慣を持ちましょう。

また、人からほめてもらった時は、それを受け取るようにします。

例えば、「きれいですね」と言われたら、
「いえいえそんな」と応じるのではなく、
にっこり笑って「ありがとうございます」と応えます。

 

◆お勧めアクション:次に会話をする人をほめてみましょう。

 

人間関係がこじれそうな時には

 

 

今はオンラインが便利な世の中になってきていますが、
人間関係がこじれそうなときや、ちょっともめそうなときには、
とにかく早く直接話すようにしてください。

できれば対面がいいですが、
かなわない場合はオンラインで話すだけでもいいです。

テキストでやりとしてしまうと修復不能になることもあります。

コミュニケーションの情報は、視覚、聴覚、体感覚で伝わります。

会うことによってこれらすべてを伝えることができます。

 

また、話すことでも視覚と聴覚が使える上に、
感情もはるかに文字より伝えやすくなります。

もめたら、会いにいきましょう、話しましょう。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
気になる人と会うかオンラインで話す約束をする。

 

古い人脈か?新しい人脈か?

 

あなたは、古い友人と新しい友人の付き合いと、どちらが多いでしょうか?

新しい出会いも古い付き合いもどっちも大事にしてください。

新しい出会いばかり大事にしている人は、
損得で人付き合いをしている可能性がありますし、
古い付き合いばかりになる人は、
コンフォートゾーンにとどまっている可能性があります。

結局、本当に人との出会いを大切にできるかが重要です。

 

私も先日、中学校一年生時のクラスで同じ班だった
男女6人を集めて食事会を企画しました。

過去も未来も大切にして豊かな人生を歩みましょう。

 

◆今日のお勧め1分アクション:
近々会いたい古い友人と新しい友人の名前をそれぞれ一人ずつあげてみる。